喪失感。コロナ憎い!
2020年12月27日 エッセイ コメント (14)もう何年になるだろう?
私達がバリ島に行くようになってから…。
お陰で色々な人と知り合い、友達になった。
バリ島が大好きなのは、そんな友人がいるからという理由もある。
毎年再会を楽しみにしている。
今年はコロナの影響で行くことは出来なかった。
バリ島は観光で成り立っている島。
バリ島で私達が定宿にしているホテルに勤める友人が時々LINEをくれる。
「暇だ〜〜」と。
クラブルーム専用のプールには現地に住む外国人の姿がほんの数人。
「彼等の為に今日は仕事だよ…^^;」とそんな事をぼやいていた。
その彼から突然の訃報が来た。
「まるこ。ゴフルが死んだ」
え??
ゴフルはもともとは、そのホテルの従業員だったのだが、ホテルをやめてガイドや送迎会社を興した。ゴフルがホテルをやめる前の日にその話を直接ゴフルから聞かされた。「まるこ。この制服で会うのは最後になるよ」そんな事を言いながら、私と夫にカクテルを勧めてくれた。
「まるこ。ココナッツオイルをお土産に持って帰るかい?」とゴフルが言う。
「ありがとう!嬉しいわ〜〜」と私。
翌日ゴフルは奥さんと子供を連れてココナッツオイルを持って私達のホテル近くのコンビニへ来てくれた。
可愛い幼稚園児の一人息子。
ゴフルは大の親日派で息子の日本の名前をつけた。
大志を抱くような人になって欲しいと、その名を息子に付けた。
その子は私と夫を見て最初ははにかんでいたが、夫に妙に懐き離れようとしない。
黒目の大きな可愛い子だ。
「今度来るときはお土産持ってくるからね!と約束して、バイバイした。
去年バリ島へ友人夫婦とご一緒した。
ホテルは勿論私達の定宿。
ガイドや送迎はゴフルにお願いした。
彼が自ら運転を買って出てくれて、リクエスト通りのあちこち連れて行ってくれた。
ウブドでは雰囲気の良いレストランを案内してくれて一緒に食事を楽しんだ。
丸々2日ゴフルにお世話になり、来年も会おうと約束した。
そのゴフルが死んだ…??
バリ島はご存知の様にヒンズー教徒の多い島だ。が、ゴフルはイスラム教徒だった。
友人の話ではゴフルはジャワ島へ帰ったと言っていた。
これは憶測だが、ジャワ島はイスラム教徒の多い島。ゴフルはジンバラン(バリ島の地名)に住んでいると言っていたが、もしかするとバリ島に新天地を求めてやってきたのかも知れない。コロナで観光の仕事がなくなったゴフルは急場凌ぎで故郷に戻ったのかもしれない。「2カ月前にジャワ島へ帰った」と友人は言っていた。
「ゴフルは2週間咳が止まらず死んだよ」と友人はそう話す。
「COVID-19が原因か?」と尋ねた。
「分からない」と友人が答える。
「分からないけど、多分virusだろう…」と…。
嘘だ…
まだ若いゴフルが…
死んだ??
夫と二人呆然とした。
すぐさまバリ島にご一緒した友人にLINEをすると、やはり驚いて嘆いていた。
「きちんと医療を受けられたのかな??」と彼女に言われてハッとした。
もしかすると…ろくな治療も受けれずに…??
スマホに撮り貯めた写真を振り返る。
ゴフルが私達夫婦と友人夫婦の写真を沢山撮ってくれた物が残っている。
中には私が撮った写真が…
夫の隣でにこやかに食事をするゴフルの姿がある。
コロナコロナ…耳にはするが、夫の事もゴフルの事も
こんな身近な事なの??
もう二度会えないんだ…そう思ったら涙が止まらい。
コロナが憎い…。
私達がバリ島に行くようになってから…。
お陰で色々な人と知り合い、友達になった。
バリ島が大好きなのは、そんな友人がいるからという理由もある。
毎年再会を楽しみにしている。
今年はコロナの影響で行くことは出来なかった。
バリ島は観光で成り立っている島。
バリ島で私達が定宿にしているホテルに勤める友人が時々LINEをくれる。
「暇だ〜〜」と。
クラブルーム専用のプールには現地に住む外国人の姿がほんの数人。
「彼等の為に今日は仕事だよ…^^;」とそんな事をぼやいていた。
その彼から突然の訃報が来た。
「まるこ。ゴフルが死んだ」
え??
ゴフルはもともとは、そのホテルの従業員だったのだが、ホテルをやめてガイドや送迎会社を興した。ゴフルがホテルをやめる前の日にその話を直接ゴフルから聞かされた。「まるこ。この制服で会うのは最後になるよ」そんな事を言いながら、私と夫にカクテルを勧めてくれた。
「まるこ。ココナッツオイルをお土産に持って帰るかい?」とゴフルが言う。
「ありがとう!嬉しいわ〜〜」と私。
翌日ゴフルは奥さんと子供を連れてココナッツオイルを持って私達のホテル近くのコンビニへ来てくれた。
可愛い幼稚園児の一人息子。
ゴフルは大の親日派で息子の日本の名前をつけた。
大志を抱くような人になって欲しいと、その名を息子に付けた。
その子は私と夫を見て最初ははにかんでいたが、夫に妙に懐き離れようとしない。
黒目の大きな可愛い子だ。
「今度来るときはお土産持ってくるからね!と約束して、バイバイした。
去年バリ島へ友人夫婦とご一緒した。
ホテルは勿論私達の定宿。
ガイドや送迎はゴフルにお願いした。
彼が自ら運転を買って出てくれて、リクエスト通りのあちこち連れて行ってくれた。
ウブドでは雰囲気の良いレストランを案内してくれて一緒に食事を楽しんだ。
丸々2日ゴフルにお世話になり、来年も会おうと約束した。
そのゴフルが死んだ…??
バリ島はご存知の様にヒンズー教徒の多い島だ。が、ゴフルはイスラム教徒だった。
友人の話ではゴフルはジャワ島へ帰ったと言っていた。
これは憶測だが、ジャワ島はイスラム教徒の多い島。ゴフルはジンバラン(バリ島の地名)に住んでいると言っていたが、もしかするとバリ島に新天地を求めてやってきたのかも知れない。コロナで観光の仕事がなくなったゴフルは急場凌ぎで故郷に戻ったのかもしれない。「2カ月前にジャワ島へ帰った」と友人は言っていた。
「ゴフルは2週間咳が止まらず死んだよ」と友人はそう話す。
「COVID-19が原因か?」と尋ねた。
「分からない」と友人が答える。
「分からないけど、多分virusだろう…」と…。
嘘だ…
まだ若いゴフルが…
死んだ??
夫と二人呆然とした。
すぐさまバリ島にご一緒した友人にLINEをすると、やはり驚いて嘆いていた。
「きちんと医療を受けられたのかな??」と彼女に言われてハッとした。
もしかすると…ろくな治療も受けれずに…??
スマホに撮り貯めた写真を振り返る。
ゴフルが私達夫婦と友人夫婦の写真を沢山撮ってくれた物が残っている。
中には私が撮った写真が…
夫の隣でにこやかに食事をするゴフルの姿がある。
コロナコロナ…耳にはするが、夫の事もゴフルの事も
こんな身近な事なの??
もう二度会えないんだ…そう思ったら涙が止まらい。
コロナが憎い…。
コメント
海外で 気のおけない人と 友人になるのは すごくウレシイ事ですよね
でも 居なくなてしまうと その喪失感は 大きいですよね ご冥福を
言葉を失いました。
今、こういう思いをしている人たちが世界中に沢山いるのでしょうね…。
遺された人たちも辛いですが、ご本人はさぞ無念だったでしょう…。
心からご冥福をお祈りいたします。
それは悔しいですね。
ニュースの中の出来事と思っていましたが、現実に起こり得るんだなと気付かされました。
ご冥福をお祈りいたします。
コロナが憎いですねぇ~。本当に早く収束して欲しい!
心よりご冥福をお祈りいたします。
こんにちは。
お悔やみ頂きましてありがとうございます。
とっても良い奴だったんですよ。過去形になんてしたくないですが…
残された家族が心配です。どうか「アラーの神様」が守ってくださいます様にと祈っています。私達が生き延びる事が敵討ち!なるほどそうですね。
絶対負けないでこの局面を乗り越えましょうね。
ありがとうございます。
こんにちは。
友達に国境などない事を教えてくれた友人でした。
おっしゃるように気の置けない友人ができて私達も嬉しくて、毎年会うのを楽しみにしていたのですが、まさかコロナで持って行かれるなんて…
気持ちだけバリ島に向けて飛ばしました。
家族の事を思うと胸が痛いですが、安らかに眠って見守ってあげて欲しいです。
ありがとうございます。
こんにちは。
私も訃報を受け取り、崩れました。
言葉が出なかったです。しばらくバリ島の友人に事情を聞いたり、一緒の旅行した友人にLINEしたりしているうちに、だんだん悲しみが深まってしまって。
夫と写真を振り返って、なんで?なんで??それだけが精一杯でした。
おそらく世界中でこんな思いをしている方が大勢いらっしゃるんですよね。
とんでもないウイルスです。悔しいの一言です。
ありがとうございます。
こんにちは。
そうなんですよね。感染拡大していると聞いても、どこか他人事の様で、対岸の火事的な感じでいたのですが、夫の疑惑から始まって、友人の逝去。コロナってこんな近くのあるのか!と恐ろしくなりました。
なぜ彼がこんな目に??と悔しいです。
そしてものすごい喪失感です。
今はただ彼が安らかに眠って欲しいと思う気持ちと、家族を見守って欲しいという気持ちでいっぱいです。
お悔やみ頂きましてありがとうございます。
こんにちは。
まさか!こんな形で突然のお別れ、悲しすぎます。
コロナコロナと言っても漠然と私の周りの人は大丈夫!なんて変な慢心がありました。が、夫ことも含めて友人の死で、それはいつ来るかわからない事なんだな…って。
感染防止に努めて、絶対元気でコロナに打ち勝って、いつの日かバリ島へ行ける日が来たらお墓参りに行きたいと思います。
お悔やみ頂きましてありがとうございます。
こんにちは。
お悔やみ頂きありがとうございます。
彼はきっと最後まで家族の事を考えていたと思います。
どうか家族が感染から免れて、無事であって欲しいと願うばかりです。
ありがとうございます。
でも、本当に身近に迫っているんですね。コロナさえなければ、きっと元気な時に会えたでしょうに。否、そもそも病気に罹らなかった・・・
来年は旅行に行けるといいですね、そしてお墓参りも出来ると!
こんにちは。
そうですね。毎日増加する感染者数を聞いても、増えたなーくらいの感覚しかなかったのが正直なところです。しかし、夫の陽性疑惑や、今回のように友人が亡くなるなんて身近な事が起こると、他人事ではないなって実感しますね。必要以上に怖がる事もないですが、慣れとか侮ったりしたら絶対ダメだと思います。突然の別れ、まだ信じられないです。スペイン風邪が4年ぐらいで収束したようです。このコロナが普通の風邪レベルの治療で治るようになるには何年かかるのでしょうね?
また行ける日が来るのならお墓参りしたいですね。ありがとうございます。