偽装はダメだな。

夜中から腹痛と吐き気。しんどい。
朝、水を飲むが身体が受け付ず全て吐いてしまう。しまいには胃液まで…。
しかも手足がビリビリ。身体ふらふら。
流石に今日は外来へ行けないと諦めモードだった。

が、優しい日記仲間さんから「気をつけて行ってらっしゃい」と有難いエール。
ううん。なんのこれしき！と奮起した。
顔色が土気色な私を見た夫が「お前土偶みたいな顔してるぞ！」と。
そう、血圧計で4回エラーになるほど血圧が上がらない。
これはカリウムダダ漏れの証拠。
これはよもやの入院？？いや、それだけは避けたい。

「ママたん。強く願いなさいよ。今、入院したら面会謝絶なんだからね。あんなママたん見たくないから！」(病院仲間は私を「ママたん」と呼ぶ)と必死のLINE。

むふ。これはもはや偽装しかない！！(←超短絡的思考)

採血があるので食事はご法度だが、「卵かけご飯」を飲み込む。
そしてカリウム剤を通常の3倍量服用し、ポカリがぶ飲み。
しばらく横になっていたら、おや？ふらつきが減った。
そしてトドメに家を出る前に再度カリウム剤をポカリで飲む暴挙に出た。

「おいおい！それじゃ意味がないよ。大人しく入院の準備して行きなよ」と横で夫が諭す。「俺、泊まり勤務だから荷物持って行ってやれないよ」と更に脅す。
「大丈夫！私失敗しないので！！」と妙な自信を覗かせる私。
夫の出勤に合わせて板橋まで一緒に行ってもらった。
板橋で別れ、私は三田線で一路御成門へ。そこから大学病院まで履いて徒歩5分。

入口で検温。35.4度。問診を終え、手の消毒をして病院へ入る。
そして一路、院内の「ナチュラルローソン」へ。果汁100パーセントの青森産りんごジュースを飲み干し決戦の採血へ。
そして採尿。

さてお昼を食べないとと思って、いつも行く「愛宕山グリーンヒルズ」の中の「和幸」を目指したが、まさかの飲食店街全部休業…^^;
では芝公園の前のコンビニでおにぎりでも買って公園で食べようか？と思っていけば既に品が無い…^^;
刻々と診察時間が迫る…仕方ない。院内の蕎麦屋へ行った。
口が「和幸」になっているので、勢いでカツ丼を注文したが…まさかの食べられない状態。半分以上残してしまった。こんな事ならざるそばにでもしておけば良かったと後悔する。美味しい蕎麦屋なのだが、何せ雰囲気が悪い。白衣を纏った医師たちが蕎麦屋を埋めている。その中でポツンと食べる居心地の悪さ。
ここでもソーシャルディスタンスが保てるように工夫されていたが…。
斜め前の女医さんの話しが気になり聞き入ってしまう。内容は「蕎麦湯」についてだった。笑。女医さんは長野の出身らしく蕎麦や蕎麦湯は馴染みがあると言う。一緒に来ていた二人の男性医師はどうも福岡と名古屋の出身らしい。なので大学でこっちに来てから蕎麦を食べるようになったとか…。まぁ、どうでも良い話しなのだが、白衣を着て女医さんが「蕎麦湯」の美味しさについて力説すると説得力があるな〜と感心した。

病院は宣言解除されていてもガラガラ。
なので時間より早く診察に呼ばれた。
朝からあれだけ頑張って偽装したカリウム値は3.4。おお！セーフセーフ。
3.0を切ると医師が病棟に連絡して大概入院となる。
ホッとしたのも束の間。どうもここ何カ月か腎機能が悪いようだ。
タンパク尿も出ている上、クレアチンが高い。
そして息切れがする事を話すと聴診器で音を聞いてくれたが、何やら左肺が「パチン」と言っているらしい。腎臓にしても肺にしても膠原病患者は一気に悪化する事が多いと言われて、そのまま緊急CTへ。
その後かねてより予約済みだった整形のMRIを受けて、会計。薬を貰って病院を出たのが5時過ぎ。

朝の10時に家を出てこの時間まで病院。ほとほと疲れた。
追い討ちをかけるように降り出した雨。
自転車後ろカゴにカッパを入れてあったので着て帰宅。
家に上がろうとしたら足が攣ってどうにもならない。脹脛だけならともかく足の指一本一本が全て攣っている…。
這うようにお風呂場へ行きカッパを干して、手洗い、うがい、洗顔。

ああああ！！
偽装なんかするからこんな痛い目に遭うんだ！！と嘆く私。
やはり正直に検査しないと意味がないよ。

そんなこんなで来月は2回外来が増えた…^^;

何気にスマホの万歩計を見た。
「12067歩」歩いたな〜！！
疲れて食欲もないので、とりあえず薬飲んでトマトジュースの夕食。
こんなんじゃダメじゃん！