間一髪

夫の出社を見送ってから、買い物に出かけた。
その後、所用があって郵便局へ行き用事を済ませて帰る途中の出来事。
私は自転車だったので左側を走っていたが、対岸にあるコンビニでコーヒーを飲もうと道路を横切ろうとした。横断歩道もない道路でそのちょっと先のは踏切がある。
そして道路は緩やかなカーブになっている。
左側なので右手方向から来る車は目視できるのだが、カーブが邪魔で左手側から来る車はよく見えない。
私なりに左右確認し自転車で横切ろとした時、(そもそもそれが間違いなのだ)
左側側から大きなワンボックスカーが来ていた。「危ない！轢かれる！！」と思ったが間一髪、車は止まり私も前をすり抜けられた。が渡った先に歩道を走行中の自転車が…。周りから「危ない！！」の声がする。私も「無理、突っ込む！！」と思ったが、ここも間一髪でスルー。(死ぬかと思った)

が、ホッとしている場合ではない。
先程急ブレーキで止まったワンボックスカーの運転手が窓を開けて「危ないじゃないか‼️」と激しい剣幕で怒鳴っている。私は怖さで身体が硬直しフリーズしてしまった。「おい‼️」と車の運転手。ハッとして運転手に頭を下げるとワンボックスカーは行ってしまったが…
危なかった！！横断歩道のないところでの横断は慎重すぎるほど慎重にならないと。

が、ここで疑問。
自転車は左側通行。もし横断歩道や信号があるところまで戻って横断したとして、コンビニまでの道中は自転車で走行しても良いのだろうか？それは交通違反。
やはり、この場合自転車を降りて自転車を転がしコンビニまでの道中歩くべきなのか？？

全身に心臓の鼓動が響き渡る。
手足は恐怖で震える。
この際コーヒーなどもうどうでも良いのだが、ここでちょっと落ち着く為にもコーヒーを飲んで一服する事にした。

ちょっと落ち着き先程のワンボックスカーの運転手の顔を思い出す。
すると昨日日記に書いた権助の飼い主のご近所さんのご主人だった様な気がしてきた。これはあくまでも想像だが、私はそう思ったら「風が吹けば桶屋が儲かる」式の悪い想像が果てしなく膨らむタイプ。
もしそうだった？どうしよう…
帰宅したらご近所さんの車庫に車があるか確認してみようと思い、何軒か先のご近所さんの車庫をチラ見する。すると、なんと車がない！！妄想一気に急加速…
とりあえずプラス要素を考える様にしないとと思って考えてみた。
私は大きなマスクをしていたから、もしあのワンボックスカーがご近所さんだったとしても私とは分からないかも知れない…

いや、分かるだろう…。速攻でプラス要素は吹っ飛んだ。

それどころか、益々不安が増大する。
ご近所さんが我が家へ「さっきはなんだよ❗️危うく事故になる所だっただろうが‼️
テメェ〜ここの野郎、どこ見て走ってやがるんだ‼️」なんて調子で怒鳴り込んで来たりしないか？？あいにく夫は泊まり勤務。
ドキドキしていると家の電話が鳴った。
番号を見るとこの近隣の電話番号らしい番号が表示された。
おののいた私は居留守を使い、電話は切れた。
すぐさま着信番号を書き留め、自治会の役員のみが持っている自治会員の住所と電話番号を照らし合わせてみた。幸い権助ちゃんのお宅ではなかった。
なので折り返し電話をした。「今晩の防犯パトロール都合が悪くなって出れないのですが、すみません」との事。腰から崩れて落ちた。

ふむ。
こうして日記を書きながらも気持ちが変になっている。
これから権助ちゃんご一家を顔を合わせた場合、私はどうしたら良いのか？？
が、これも思い過ごしで権助ちゃんの御宅のご主人ではない可能性も高い。

モヤモヤしている。

え〜〜い！！
もし会っても普通にしていよう。
変にドキドキしてコソコソ生活するのも嫌だし。
やめた、やめた！！もう忘れよう〜〜っと。

って、出来れば「強迫」なんかで苦しまない。

昨日権助ちゃんの犬種の事疑ったりしたからバチが当たったのかも…^^;
人の話は素直に聞こう。
道路を渡るときは細心の注意を払おう。

ふ〜〜っ。疲れた。